人生100年時代の40代のつぶやき

昭和52年、巳年生まれの40代男性がこれからの人生について考えながら、日々の生活を、より良くするためのアイデアを考えるブログ

住宅ローン金利の低下は家庭の恩恵となるのか

長期金利の低下で、大手銀行でもこれまで採算の良かった住宅ローン分野でも

競争が激化してきたので、大手行でもコストのかからないネット型に力を入れて

金利水準は低下してきているようです。

www.nikkei.com

金利水準は5年前の1.5%から1%を切る水準まで低下している。

3000万円を30年ローンで借りると仮定して、金利が0.5%違うとすると

30年間の利払い負担は225万円削減できるので、金利低下のメリットは大きい。

一方で、日本の住宅市場の問題は、新築偏重であることから、住宅投資が家計を圧迫

する例が多いと思う。

手元資金がなく、住宅を購入すると、資産と負債が一気に膨れあがる。

資産について、資産価値が上がるものや、購入金額に比べて収入が高ければ問題が

ないが、一般的には新築で建てた家を1年後に手放すとした場合、3割程度価格が下が

ると想定すると、大きな含み損を抱えることになる。

支払総額が目に見えるものであるが、適切な資産形成を考えた場合、

(1)バランスシートを収入と比較して大きくし過ぎない

(2)資産価値が下がるものを多額に組み込まない

(3)毎月の収入におけるリスク許容範囲を考える

ということは押さえておきたい。

空き家問題が深刻化しつつある日本では、住宅購入は、夢というよりも、負ける確率

の高いギャンブルに近い性質かもと考えてしまった。

f:id:mukaike:20190926104216j:plain