(1)決算内容
資産の大半は太陽光発電設備に投資してある。
特徴として、20年の発電後に発電設備を除去することを見込んで、資産除去債務の積み立てを行っている。
書来を見据えた準備を行っている決算に好感がもてますね。
(2)資金調達
資金調達について、半分が株主、半分が借入金となっている。
金利が上昇する局面では、金利負担が上昇する可能性もあります。
返済方法は一部期限一括にしているが分割して返済しているので、徐々に財務内容は改善していくのでしょう。
CF計算書を見ても、返済はCFの範囲内にあるので、10年程度で借換えをするスキームを採用しているようにみられます。
(3)まとめ
借入負担が大きく見えますが、REITと異なり家賃の変動や空室リスクはないので、半分程度の借入であれば十分に安全な水準であると思われます。
金利についても、上昇したとしても、返済が進んだ時点で発生するのであれば、それほど多いな負担には今のところならないのでしょう。
リスクは固定価格買取制度後のビジネスモデルが確定していないことといえるでしょう。