(1)企業における収益管理
企業での収支分析に固定費と変動費というものがある。
変動費は売上の増減に応じて、増減する費用
固定費は売上の増減に関係なく、一定の経費が掛かるというもの。
図で示すと以下のようになる。
経営計画を立てる場合は、
(イ)現状の外部環境や受注状況から売上の見通しを立てる
(ロ)(イ)の状況での利益率から変動費の見込み固定経費の支出予定を立てる
(ハ)目標に到達しない場合は、まず、無駄な固定費が掛かっていないか考える
(ニ)利益率の改善により、変動費の引き下げは可能かを考える。
基本的には、エクセルなどでシュミレーションを作り、上記(ハ)(ニ)を何度も繰り返し検討し、目標達成に向けた手法をつくり上げていくことになる。
(2)家計管理について
企業の経営管理においては、毎年決算を行っており、前年度に売上、経費がいくらかかっているかということが分かるため、損益分析は行いやすい。
しかし、家計においては毎月いくらもらっているのか、また、どのような経費にいくらつかっているのかという点では、家計簿などでしっかり管理できている状況ではないため、企業の経営計画同様の分析を行おうとしても、簡単に分析を行えないのが一般的であろう。
問題を解決しようとした場合、
(イ)問題を認識する
(ロ)解決策を立案する
(ハ)立案したものを実行する
(ニ)実行状況をモニタリングする
の3ステップで行う。
そのためには現状の家計の状況を認識することが入口になり、収入と支出をどのようにしたいかが解決案で、毎日の支払い状況を定期的に確認することで実行しているか、また解決案が妥当であったかを把握し、解決案の改善が必要かを検討することになる。
(3)11月に取り組むこと
過去の自分の行動がどうだったかを思い出すことは意外と難しい。
数年前からEvernoteを使い、家にあった本や紙の書類などを断捨離の一環でEvernoteに取り込んできた。
家計について、過去の給与明細や家計簿もEvernoteに入れいている。
この数値をコツコツをエクセルに転記して、振り返ることができるデータベースづくりをすることにした。
家計簿は毎月つけているが、その振り返りをアプリで行うと自分が行いたい観点で俯瞰するうえでは不便であると考えたからである。
データができて、いつでも参照することができるようにすることを行います。