アパレル企業のワールドが再上場しました
2005年の上場廃止して13年振りに再上場
再上場の狙いはネット通販事業を強化するための資金調達
たしかに、百貨店などの実店舗の売り上げが苦戦する中で、EC市場は堅調に拡大している。
また、フリーマーケット市場もメルカリなどフリマアプリブームで拡大している。
経済産業省の発表を参考まで
近年、ECチャネルの一つとして個人間EC(CtoC-EC)が急速に拡大していることを踏まえ、本調査において、CtoC-EC市場規模推計を実施しました。平成28年のネットオークション市場規模は、10,849億円(うち、CtoC部分3,458億円)、フリマアプリ市場規模は3,052億円となりました。
最近のアパレルは高価格のリアル店舗の苦戦とネット通販の活況という構造
リアル店舗で高い価格で売るモデルを築いているワールドがネットを強化するとしても、販売の強化になるのだろうか
一方でレンタル事業については非常に有望な市場だと思う。
販売するものをレンタルに変えることで、売り切りのモデルから脱却できる
しかも製造側がレンタルするモデルは車でもカーシェアで成功している。
業者による品質保証がある服のレンタルであれば一層安心して利用はできる。
しかし、そのための投資として500億円もの調達が必要かはわからない。
現状のような低金利で金融緩和の状況であれば、成長が期待できるのであれば、株式で調達するよりも、借入で調達する方が経営的にはコストは安い。
楽天が多額の資金が必要な携帯電話事業に参入する際は、全額借入により調達している
よほど高い価格で調達できることや、多額の借り入れの負担軽減ができるのであれば、借り入れよりもメリットがある。
一方で、そのような調達は経営者側ではメリットがあるが、投資する側としてはメリットがない。
投資先を検討するのは、その背景を考え、その趣旨に賛同できるかが重要であろう