1.休日や徹夜の仕事の効率の悪さ
情報保護や残業時間の規制が強化されたことから、今では家に仕事を持ち帰って行うことはなくなったが、20年ぐらい前は土日も家に仕事を持ち帰ってやっていることがあった。
しかし、家に持ち帰った仕事も、それを最優先に取り組もうとして朝から仕事に取り組んでいない。結局は金曜の夜の疲れから、朝は遅く起き、そのままテレビを見たりしてだらだら過ごしてしまい、持ち帰ったものをそのまま月曜の会社にもっていくことになっていた。
また、徹夜して仕事をするということも、最初は気合を入れてやろうというきになっているが、12時を回ってくると眠気などからすっかり効率が悪くなり、そのうちうとうととしてしまっている。
2.効率の悪い原因
効率よく実行できない原因として
①誘惑に負けて実行できていない
②もともと無理な努力をして集中力が限界
の2つが原因となる。
3.生産性をあげて成果をあげるポイント
まず、「①誘惑に負けて実行できていない」の対策については、
①時間割をつくり、いつ実行する時間を明確にする(手帳に書くなど)
②誘惑が発生しない場所(例えば自習室など1人になれる場所)を確保する
③実行後のご褒美を用意する(例えば温泉に行く)
次に、「②もともと無理な努力をして集中力が限界」の対策については、とにかく休むことしかない。
自分を、「何時間でも集中力をもって物事に取り組める」と過大評価してしまっていたが、やっていることの時間を図り、その間に取組んだことをみていると、実際に集中して取り組めていることが少ないことに気づく。
ポモドーロテクニックのように25分ごとにできることを決め、その間に終わるかどうかを図り、また、1日でできるタスクの量を多くしすぎないことが、かえって生産性を向上させることにつながる。