1.改ざんで仕事を進める
日本経済新聞のニュースにTATERUが預金データを改ざんして西京銀行に提出し融資審査を通りやすくしているというニュースがあった。
建築業者が解除したときに手付を倍額返却するということに商慣習からいって不思議な気持ちがある(普通は手付を放棄して解約のような気がする。そうしなければ、申し込みをして手付を放棄した方が得になる)
最近は検査データの改ざん、障害者雇用の改ざんなどこのような話がニュースにでるようになった。
2.改ざんによる効果
仕事では、どの会社でも働いている社員はノルマが設定され、その達成に向けて工夫をしていくことになる。
大半の人は正しい方法(顧客がメリットとなることを提案し、お互いがWIN-WINになることを実現する)で目標達成に向けた努力を行う。
一方、改ざんを行う場合、表見上はお互いの希望が通っているがものの、どちらかが錯誤によりその条件を満たすことになる。
したがって、間違った情報提供により成立した取引の場合は誰かが将来的にデメリットを受けることになる。さらに、その事実が発覚するまでの時間的なライムラグがあることから、転勤などのある社員では、自分が発覚した時点では関与することがないだろうという思いもあるのかもしれない。
3.正しい努力をしよう
人間は弱い生き物で安易な方法に流れることがよくある。
自分でも、一度決めたことも、長続きしないこともあるが、それは自分に負けていることになる。
また、一度、正しくない方法で上手くいくと、それが成功体験になり、同じようなこうとを繰り返してしまう可能性もある。
稲盛和夫さんなど優秀な経営者の方は他の人がみてなくても神様が見ていると考えており、それを戒めとして仕事をしておられる。
また、発想力として、正しくない方法により迷惑をかける人がいないかという想像力を持つことも重要である。